運動と活性酸素消去酵素(Fe-SOD)との相関性を調べるために単細胞緑藻Chlamydomonas
を実験系とし、活発に鞭毛運動する野生株と鞭毛を欠損し運動性のない変異株について
Fe-SODの比較をおこなった。
その結果、鞭毛運動する野生株の方が、運動性のない変異株よりFe-SOD活性が高かった。すなわちChlamydomonasのSOD活性が高まることがわかった。本研究でのもう一つの成果として、免疫電子顕微鏡法により、Fe-SODは葉緑体包膜側にあるチコライド膜に局在することが明らかになった。