学術論文

基本情報

氏名 津山 薫
氏名(カナ) ツヤマ カオル
氏名(英語) TSUYAMA Kaoru

名称

幼児の立ち幅とびおよびソフトボール投げの実態 -1966~2008年の幼児体力調査結果との比較を中心として-.(査読付)

単著・共著の別

共著

発表年月

2020/02

発表雑誌又は発表学会等の名称

日本臨床スポーツ医学会誌.  28, 107-116, 2020.

概要

幼児でも簡便かつ正確に測定可能な立ち幅とびおよびボール投げを測定し、東京学芸大学が1966~2008年の間に実施した幼児体力測定調査結果4~9)と比較・検討することにより、幼児の体力の実態を明らかにすることを目的とした。
対象は3~6歳の幼児458人(男児251人、女児207人)とし、測定項目は身長、体重、立ち幅とび、ソフトボール投げ(ボール投げ)とした。さらに幼児の保護者を対象に運動習慣に関するアンケート調査を実施した。本研究の結果(2017年)と東京学芸大学が1966~2008年に実施した幼児体力測定調査結果とを比較・検討した。その結果、本研究の立ち幅とびおよびボール投げの値(2017年)は幼児体力測定調査結果(1996~2008年)よりも低い傾向を示し、特に2017年のボール投げ(男児)は1966~2008年の幼児体力測定調査結果を大きく下回っていた。以上より、現在の幼児は昔と比べると跳力や投力が低下していることが分かった。したがって、幼児が身体を動かす機会をさらに増やし今後、益々加速する超高齢社会に備えるためにも、幼児の健康増進を図る必要性があると思われた。

共著者

津山 薫、馬場進一郎、中嶋寛之.

掲載ページ数

p107~p116 研究計画、測定、分析、執筆