その他の研究業績等に関する事項

基本情報

氏名 津山 薫
氏名(カナ) ツヤマ カオル
氏名(英語) TSUYAMA Kaoru

翻訳書、学会発表、講演等の名称

スピードスケート選手のバランス能力とパフォーマンスとの関係
~13歳から23歳を対象として~

その他分類

国内学会発表

単・共の別

発行または発表の年月

2017/09/09

発行所、発行雑誌等又は発表学会等の名称

日本体育学会第68回大会

概要

スピードスケート(以下SS)は氷上という不安定な環境下で片脚支持による股関節と膝関節の屈曲伸展運動を繰り返し、左右の体重移動によって滑走する為、滑走速度が増すほどバランス能力が必要となる。しかしながらSS選手とバランス能力に関する研究はほとんどない。そこで本研究の目的は中学生から社会人までの幅広いSS選手のバランス能力とパフォーマンスとの関係について比較・検討することにより、競技力向上に繋げることである。対象はSS選手男子173名(中学生43名、高校生62名、大学生64名、社会人4名)、女子124名(中学生39名、高校生58名、大学生27名)とした。測定項目は身長、体重、重心動揺(両足立位姿勢、特殊ボード上での両足立位姿勢、片脚ハーフスクワット屈曲位姿勢、片脚パラレルスクワット屈曲位姿勢、片脚屈伸動作時)とした。結果は静的バランス能力と自己ベスト記録との間には相関関係はみられなかったが、片脚屈曲姿勢、特に滑走姿勢に近づくにつれて相関係数が高くなる傾向がみられた。以上より特にSS滑走動作に近い姿勢でのバランス能力がSSのパフォーマンスに影響を及ぼす可能性が示された。

共著者等

〇乳井勇二、青柳 徹、津山 薫

掲載ページ数