その他の研究業績等に関する事項

基本情報

氏名 津山 薫
氏名(カナ) ツヤマ カオル
氏名(英語) TSUYAMA Kaoru

翻訳書、学会発表、講演等の名称

大学女子スケート選手の等速性筋力に関する研究

その他分類

国内学会発表

単・共の別

発行または発表の年月

2016/09

発行所、発行雑誌等又は発表学会等の名称

第71回 日本体力医学会大会

概要

【背景】スケート運動は膝関節と股関節の屈曲・伸展を繰り返しながら滑走していく
ため、膝関節や股関節周囲筋群の強化は非常に重要である。これまでにもスケート選
手の競技力と下肢筋力に関する研究は報告されているが、必ずしも十分ではない。【
目的】本研究は大学スケート選手を対象に等速性筋力(膝関節、股関節)を測定し、
選手で比較・検討し、競技力向上につなげることである。【方法】対象はN大学女子
スピードスケート(SS)選手7名、アイスホッケー(IH)選手13名、インラインホッ
ケー(IL)選手19名とした。測定項目は身長、体重、等速性筋力(膝関節、股関節、
60,180,300deg/sec)とした。等速性筋力の測定はBIODEX SYSTEM3(酒井医療機器社
製)を用いた。【結果】膝関節伸展筋力ではいずれの角速度でも有意差は認められな
かったが、膝関節屈曲筋力ではSS群はIL群よりも60,180deg/secで有意に高い値を示
した。股関節伸展筋力ではすべての角速度でSS群はIL群よりも有意に高く、さらにIH
群はIL群よりも180,300deg/secで有意に高かった。股関節屈曲筋力ではSS群はIL群よ
りも300deg/secで有意に高く、IH群はIL群よりも300deg/secで有意に高い値を示した
。【結論】SS群の等速性筋力(膝関節および股関節)はIH群やIL群に比べて高い傾向
がみられ、屈曲筋力(膝関節および股関節)で他の種目選手よりも優れていることが
示された。

共著者等

乳井勇二・青柳徹・植田央・津山薫

掲載ページ数