その他の研究業績等に関する事項

基本情報

氏名 津山 薫
氏名(カナ) ツヤマ カオル
氏名(英語) TSUYAMA Kaoru

翻訳書、学会発表、講演等の名称

土踏まず形成と体力・運動能力との関係~幼児および児童を対象として~

その他分類

国内学会発表

単・共の別

発行または発表の年月

2016/07

発行所、発行雑誌等又は発表学会等の名称

日本運動・スポーツ科学学会第23回大会

概要

【目的】本研究では、幼児や児童の体力、特に足指筋力と土踏まず形成との関係を検討し、子どもの体力づくりにつなげることを目的とした。
【方法】 対象は首都圏にあるMこども園年長(M園:5歳:男n=19、女n=21)とM小学校1、5年生(M小:6歳:男n=17、女n=25、10歳:男n=27、女n=24)とした。M園の測定項目は、足指筋力、足蹠、立ち幅とびであり、M小では足指筋力、足蹠、握力、反復横とび、長座体前屈、ソフトボール投げ、50m走、上体起こし、20mシャトルラン、立ち幅とびとした。さらにM園およびM小の保護者(母親)を対象に運動習慣に関するアンケート調査を実施した。足蹠の分析はHラインを用いて土踏まずのある群(形成群)と土踏まずの無い群(未形成群)とに分けて実施した。
【結果】 形成群の体力・運動能力の値は未形成群よりも男子6歳と女子10歳で約5%~40%高い傾向を示した(握力、反復横とび、長座体前屈、ソフトボール投げ、50m走、上体起こし、20mシャトルラン、立ち幅とび)。さらに5歳では形成群の立ち幅跳びの値は未形成群よりも男女ともに約2.6%高い傾向を示した。形成群の足指筋力は未形成群よりも0.5%~34%高い傾向を示し、特に男子6歳と10歳では有意差がみられた。さらに形成群は未形成群よりも帰宅後に60分以上身体を動かす子どもの割合が多かった。
【結論】 土踏まず形成と体力・運動能力との間には関係のあることが示唆され、特に帰宅後に60分以上身体を動かす幼児・児童では、土踏まず形成のある割合が多いことが示唆された。

共著者等

浮田咲子、津山 薫

掲載ページ数