その他の研究業績等に関する事項

基本情報

氏名 津山 薫
氏名(カナ) ツヤマ カオル
氏名(英語) TSUYAMA Kaoru

翻訳書、学会発表、講演等の名称

大学スケート選手における片脚支持でのバランス能力と下肢筋力の比較

その他分類

国内学会発表

単・共の別

発行または発表の年月

2015/08

発行所、発行雑誌等又は発表学会等の名称

日本体育学会第66回大会

概要

スケート運動は重心移動を左右に繰り返しながら滑走するため、片脚支持によるバランス能力が求められる。そこで、本研究の目的は大学スケート選手の片脚支持によるバランス能力および下肢筋力を比較、検討することである。対象はN大学スピードスケート選手(SS)男子14名(年齢:19.4±1.2才、身長:170.1±5.1cm、体重:65.8±3.8kg)、女子9名(年齢:20.4±2.2才,身長:161.3±2.5cm,体重:58.6±2.6kg)およびインラインホッケー選手(IH)男子14名(年齢:19.6±1.2才,身長:171.1±4.8cm,体重:64.8±6.1kg)、女子13名(年齢:19.5±0.8才,身長:159.7±3.7cm,体重:55.3±4.8kg)とした。測定項目は身長、体重、ディジョックボード上での重心動揺(BSD)、片脚ハーフスクワット屈曲位での重心動揺(BSH)、片脚クォータースクワット屈曲位での重心動揺(BSQ)、等尺性膝伸展筋力とした。結果はBSD、BSHにおいて男女、左右脚共にSS群がIH群よりも有意に優れており、下肢筋力では女子の膝伸展筋力でSS群がIH群よりも有意に優れていた。加速において重要となる膝関節を深く屈曲した状態で大きな差がみられたことから、スケート運動ではバランス能力が重要であり、特に滑走動作の特徴である片脚支持局面でのバランス能力に大きな影響を与えることが示唆された。

共著者等

乳井勇二・青柳 徹・千葉裕太・津山 薫

掲載ページ数