その他の研究業績等に関する事項

基本情報

氏名 津山 薫
氏名(カナ) ツヤマ カオル
氏名(英語) TSUYAMA Kaoru

翻訳書、学会発表、講演等の名称

定期的に体操教室に通っている中高齢者のバランス能力と下肢筋力の実態

その他分類

国内学会発表

単・共の別

発行または発表の年月

2014/09

発行所、発行雑誌等又は発表学会等の名称

第69回日本体力医学会大会

概要

【背景】体力は加齢により低下することが知られているが、特にバランス能力の低下は大きく、予防が重要である。【目的】本研究の目的はバランス能力および下肢筋力の加齢変化の実態を明らかにし、中高齢者の健康づくりにつなげることである。【方法】対象は定期的に体操教室に通っている60~90歳の女性140名とした。測定項目は身長、体重、等尺性膝伸展筋力(膝伸展筋力)、等尺性足底屈筋力(足底屈筋力)、等尺性足指筋力(足指筋力)、開眼片足立ち、水平保持時間、筋量とした。なお、対象者を60~64歳(n=16)、65~69歳(n=35)、70~74歳(n=48)、75歳以上(n=41)に分けて分析した。【結果】開眼片足立ちは加齢に伴い低下する傾向を示し、75歳以上は60~64歳よりも38.9%低い値を示した。さらに動的バランス能力を示す水平保持時間では、75歳以上は60~64歳よりも23.1%低かった。下肢筋力では75歳以上の膝伸展筋力、足底屈筋力、足指筋力は60~64歳よりも32.1%、27.6%、30.4%低く、いずれも有意差が認められた。しかし筋量では、加齢による有意な低下は認められなかった。【結論】75歳を過ぎると定期的に体操を実践している高齢者でも、バランス能力および下肢筋力が60~64歳よりも有意に低かったが、筋量では加齢による有意な低下は認められなかった。これは定期的に体操を実践している効果の一つであると考えられた。

共著者等

〇津山 薫、千葉裕太、中嶋寛之

掲載ページ数