その他の研究業績等に関する事項

基本情報

氏名 津山 薫
氏名(カナ) ツヤマ カオル
氏名(英語) TSUYAMA Kaoru

翻訳書、学会発表、講演等の名称

小学生の転倒による傷害発生率と運動習慣との関連性~1年生から6年生を対象として~

その他分類

国内学会発表

単・共の別

発行または発表の年月

2013/03/16

発行所、発行雑誌等又は発表学会等の名称

日本発育発達学会第11回大会(静岡産業大学)

概要

本研究の目的は小学生の転倒による傷害発生率と運動習慣との関連性を検討することである。
 対象は横浜市にある公立小学校の1年生から6年生とした。調査項目は転倒による傷害発生数と児童の運動習慣(運動・スポーツの実施状況、1日の運動スポーツ実施時間、運動部やスポーツクラブへの所属状況)とした。傷害発生数の調査は転倒による傷害のために保健室に来室した児童(2012年6月~7月)を対象に行い、運動習慣の調査はアンケート用紙を用いて6月に実施した。
結果をみると、転倒による傷害は1年生が最も多く、次いで2年生、3年生の順で多くみられ、高学年よりも低学年で傷害発生率が高い傾向を示した。さらに運動習慣をみると、傷害発生率の高かった低学年の児童の方が高学年の児童よりも、運動・スポーツの実施状況や1日の運動・スポーツ実施時間が少なかった。
以上より、小学生の転倒による傷害発生率は高学年よりも低学年で多く、さらに1日あたり運動時間や運動の実施頻度も高学年よりも低学年で少ない傾向を示した。したがって、転倒による傷害を予防する意味でも小学校入学前から運動習慣を確立し、身体を積極的に動かすことが重要であると思われた。

共著者等

津山 薫、馬場進一郎.

掲載ページ数

P62