その他の研究業績等に関する事項

基本情報

氏名 津山 薫
氏名(カナ) ツヤマ カオル
氏名(英語) TSUYAMA Kaoru

翻訳書、学会発表、講演等の名称

児童の運動習慣と等尺性膝伸展筋力との関係--2006~2011年における横断的調査より--

その他分類

国内学会発表

単・共の別

発行または発表の年月

2012/03/17

発行所、発行雑誌等又は発表学会等の名称

第10回日本発育発達学会(名古屋学院大学名古屋学舎・白鳥キャンパス)

概要

本研究の目的は児童の運動習慣と等尺性膝伸展筋力(膝伸展筋力)との関係を検討し、子どもの体力向上につなげることである。
対象は2006~2011年の間に測定に参加した公立T小学校の3年生とした(男子:313人、女子:300人)。測定項目は身長、体重、膝伸展筋力とした。膝伸展筋力の測定は脚伸展筋力測定台(竹井機器社製)を用いて実施した。さらに運動習慣に関するアンケート調査を実施し、膝伸展筋力と運動習慣との関係を分析した。
結果をみると、「外で遊ぶことが多い」群は「家の中で遊ぶことが多い」群よりも男女ともに膝伸展筋力/体重が高い傾向を示し、特に男子では両者の間に有意差が認められた。
さらに学校外での運動の実施頻度と膝伸展筋力との関係をみると、男女ともに「3回以上/週」群の膝伸展筋力/体重は「1~2回/週」群および「まったくしない」群よりも有意に大きかった。
以上より、外で遊ぶことが多く、学校外での運動実施頻度の多い児童の膝伸展筋力は高いことが示された。したがって、身体を積極的に動かす機会を多くし、学童期に運動習慣をしっかりと確立することが子どもの体力を向上させる上で重要であると思われた。

共著者等

津山 薫、土屋陽祐、干場明日美

掲載ページ数

P89