その他の研究業績等に関する事項

基本情報

氏名 津山 薫
氏名(カナ) ツヤマ カオル
氏名(英語) TSUYAMA Kaoru

翻訳書、学会発表、講演等の名称

ゲートボール競技者(70~94歳)の体力の実態~下肢筋力を中心として~

その他分類

国内学会発表

単・共の別

発行または発表の年月

2022/09

発行所、発行雑誌等又は発表学会等の名称

日本体力医学会第77回大会

概要

【背景】高齢者のゲートボールに関する研究は十分ではない。【目的】本研究の目的はゲートボール競技者の下肢筋力を中心に測定・比較しゲートボール競技者の体力の実態を調査し、高齢者の健康維持・増進につなげることである。【方法】対象はゲートボールを定期的に実践している70歳以上の男性42名(79.0±5.0歳)、女性53名(78.6±5.5歳)とした。測定項目は身長、体重、握力、下腿周囲径、SS-5(Sit to Stand-5)とした。さらにSARC-F(サルコペニアスクリーニングツール)を調査した。【結果】男性では70歳代のSS-5および下腿周囲径は80歳以上よりも有意に大きい値を示したが、女性では下腿周囲径および握力で70歳代は80歳以上よりも有意に大きかった。さらに70歳代と80歳以上でSARC-Fの合計点を比較したが、男性では70歳代で0点(全く問題なし)の割合は68.2%であったが、80歳以上では35.0%であった。さらに女性では70歳代で0点の割合は38.2%であったが、80歳以上では26.3%であり、男女とも80歳以上は70歳代よりも0点の割合が少なかった。加えて男女とも80歳以上における4点以上(サルコペニアの疑いあり)の割合は70歳代よりも10.0~18.2%多かった。【結論】ゲートボールを実践している高齢者の下肢筋力は加齢により低下することが示唆された。したがって下肢筋力の低下を予防するためにもゲートボールだけでなく、自宅で簡便に実施可能な下肢の筋力トレーニングを実践する必要があると思われた。

共著者等

内藤 悠、津山 薫

掲載ページ数

P246