本研究ではアメリカンフットボール選手3名、柔道選手5名を対象としてサービカルエクステンションマシーン(Medx社製)および徒手筋力計マイクロFET(Hoggan health industries 社製)により頚部伸展筋力を測定し頚部の筋断面積および頚部周囲径との相関について検討した。そお結果、サービカルエクステンションマシーンでは頚部が軽度伸展位となる54度で得られた頚部伸展筋力と頚部の筋断面積、頚部周囲径との間に有意な正の相関関係がみられた。さらにマイクロFETで得られた頚部伸展筋力と頚部の筋断面積との間にも有意な正の相関関係が認められ、軽度伸展位での頚部筋力が頚部の筋断面積および頚部周囲径をおもに反映するものと思われた。