頚部筋力に関する研究 -MRIによる筋断面積を指標として-
第25回日本医学会総会記念日本体力医学会シンポジウム(東京都・東京医科大学病院)
本研究ではスポーツ選手を対象に頚部筋力と頚部の筋断面積を測定し、両者の相関関係について検討することを目的とした。その結果、頚部筋力と頚部の筋断面積の間には有意な正の相関関係がみられ、、多関節である頚部においても筋力と筋断面積との間に有意な正の相関関係のあることが示唆された。さらにC4-C5では、伸展筋力、屈曲筋力とも筋断面積と有意な相関関係が認められたことから頚部筋力はC4-C5の筋断面積がおもに反映されるものと思われた。
津山薫、中里浩一、山本洋祐、藤本英男、松本茂、藤城仁音、中嶋寛之
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