「水循環スーツを着用した運動時の体温調節反応と冷却面積、冷却容量との関係」
体力医学 58(1)
水循環スーツを着用した運動時の体温調節反応、特に体温上昇抑制効果について明らかにし、冷却面積、冷却容量との関係について検討した。実験は6条件を設定し、250W/m2にて20分間の自転車運動である。その結果、深部体温上昇を抑制するための冷却面積の閾値は、250W/m2の運動負荷の場合の40%であり、身体冷却による血液循環の変化が体温反応に影響する可能性が示唆された。
久米雅、芳田哲也、常岡秀行、木村直人、伊藤孝
p109-122