競歩の生理的研究-歩行スピードと酸素需要量の関係-
体力科学 40(1)
様々なスピードにおける競歩及び普通歩行での酸素需要量を測定し、競歩運動の特性について検討した。両者の境界スピードは約130m/minであるものの、それ以上の速度では競歩選手の効率(酸素摂取量)が良くなる傾向にあった。また、同一の速度では、競歩選手が少ない酸素摂取量を示していた。さらに競歩選手における歩行スピードの増大には歩数よりも歩長のに違いがみられた。
斉藤美奈子、加賀谷彦、森井秀樹、中川善直、木村直人、吉田博幸、広田公一
p.31~p.40