運動中における骨格筋のエネルギー代謝、特に有酸素的エネルギー代謝について磁気共鳴分光法(31P-MRS)及び近赤外分光法(NIRS)を用いて定量的に評価することを目的とした。対象は健康な成人男子7名である。実験は、1)安静時及び2)30%、50%及び70%MVCの負荷による等尺性手関節屈曲運動を負荷した。安静時のエネルギー代謝率は0.01±0.001ATP mM/secであった。また運動中はそれぞれ0.09±0.01(30%)、0.16±0.01(50%)、0.18±0.01(70%)ATP mM/secであった。