自律訓練が反応時間に及ぼす影響について
日本体育大学紀要22(2)
健康の維持、増進にために盛んに用いられている自律訓練法(AT)に関する研究である。自律訓練(AT)未経験者がATを訓練し、SRT前にATを行うことにより反応時間、心拍(R-R間隔の減速)、呼吸等の生理指標にどのような影響を与えるかについて実験を行った。参加者は19名であった。その結果、ATが反応時間を向上させ、生理指標についてもATによりより注意力が高められたと考えられる結果が得られた。
齋藤雅英、楠本恭久、長田一臣
pp.109-115