3か国の体育系大学における体罰の比較
日本体育大学紀要,第45巻,第2号,93-103.
本研究は、日本と韓国、そしてイタリアにおける体罰の状況を比較することで、今後の日本における体罰防止のための示唆を得ることを目的とした。その結果、体罰容認度は韓国がもっとも高く、ついで日本、イタリアの順であった。また、イタリアは日本と韓国に比べて被体罰経験が有意に低いなどの結果が得られた。最後に、体罰容認度に与える要因として「被体罰経験」と「倫理観の欠如」が選出された。
齋藤雅英・依田充代・波多腰克晃・亀山有希
p.93-p.103