教員採用候補者選考試験対策講座が学生の態度変化に及ぼす影響　－ステップ式仮説検証型事例検討を参考にして－（査読付）

日本体育大学紀要　第45巻第1号　p.13-p.25

本研究の目的は教員採用試験対策講座におけるステップ式の適用可能性について検討することである。宿泊研修を対象とし、ステップ式の手順にしたがって，ターゲット行動を決定・仮説を生成した。結果として，宿泊研修に参加した結果，非常に高い満足度が得られ，ターゲット行動の一つである「共に学ぶ仲間づくり」については，85％の参加者が獲得できたと回答した。また，もう一つのターゲット行動である「学習習慣の獲得」については，48％の獲得状況であった。しかしながら，講座等への参加意欲は有意に向上し，ほぼ毎日教員採用試験の学習をすると回答したものが97％となった。以上のことから，教員採用試験対策講座にステップ式を導入することで，参加者が高い満足度を得ることとターゲット行動を獲得できることが明らかとなった。

後藤彰・半田勝久・大橋早津紀・大山茂・齋藤雅英

p.13-p.25，共同研究につき本人担当部分抽出不可能