レスリングの攻撃動作と防御動作の構造的関連(2)
第57回九州・体育スポーツ学会(久留米大学)
レスリングの個々の攻撃動作と防御動作の対応する頻度をもとに、階級別および競技レベル別にそれらの関連を総合的に検討した。対象は平成18年度明治乳業杯全日本選抜選手権大会と平成19年度西日本新人戦のフリースタイル全7階級、114試合である。得られた結果に対して、双対尺度法を用い、その関連を示す布置を求めた。結果は、「回り込む」は「西日本」では「押し出し」と「ガブリから振ってバック」の双方と近い関係にあるのに対して、「選抜」では「押し出し」とは遠い位置関係になっていた。
藤山光太郎、青柳領、安達巧、松本慎吾、藤山慎平
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