変形性膝関節症由来関節滑膜細胞のマトリックス分解酵素産生に及ぼすグルコサミンの効果
薬理と病理、第42巻・第8号、591-601頁
膝変形性関節症(以下OA)患者由来関節滑膜細胞を用いて膝OAの発症・進展に関連していることが示唆されているオステオポンチンで刺激し、当該細胞からの細胞外マトリックス分解酵素であるMMP産生を指標にグルコサミンの効果について検討した。 結果として、グルコサミンが滑膜細胞からのMMPならびにMMPの内因性抑制因子であるTIMPの産生を抑制することによって膝OAの発症や進展を調整している可能性があることを示唆された。
櫻井規子、安倍聡子、浅野和仁
p.591~601