大腿四頭筋肉離れ損傷既往者の支配神経伝導速度は低下していた
第70回日本体力医学会大会
大腿四頭筋肉離れ損傷既往者の支配神経伝導速度を測定し、機能低下の有無を調べることを目的とした。 ハムストリングス肉離れ損傷既往者と同様に、大腿四頭筋肉離れ損傷既往者においても神経伝統速度の低下が観察された。この結果より、肉離れ損傷時には筋のみならず支配神経の損傷が誘発され、肉離れ損傷後に散見される神経ー筋の不調和や再受傷は、支配神経の機能欠損に起因する可能性が考えられる。
鴻崎香里奈、中里浩一、矢野晴之介、櫻井規子、平沼憲治