「『安全・安心まちづくり』の批判的検討」
法の科学第34号
本稿は、1990年代から展開されている「安全・安心まちづくり」という治安政策が、アメリカやイギリスの治安政策を参考にしながら日本で構築され、ハード面とソフト面の2つの施策から成り、4つの理論が提示され、これらを自治体の「生活安全条例」で具体化し、このような治安政策にはどのような効果があるのか、どのような問題をもたらすのかについて理論的に検討した初のものである。
p.192~p.206