「スウェーデン憲法における財政規定」
法の科学第26号
スウェーデンの国王主権を定めた1809年憲法が、国王の存在を残しつつ全面的な国民主権を定めた1974年憲法にとってかわられることにより、財政規定についても国民の代表機関である国会を中心に国会と政府に権限配分がなされる。そして、予算提出や債務負担契約など政府に決定をまかせる一方、国立銀行と会計検査は国会に強力な権限がある。本稿は以上の紹介と考察をまとめたもの。
p.199~p.209