構成は、「Ⅰ経緯と政府の基本的立場(1経緯、(1)イージス・アショア配備計画停止発表後、(2)1950年代の政府見解、(3)2000年代以降の政府・自民党の見解・議論、2政府の基本的立場、(1)従来の政府の9条解釈、(2)『防衛白書』の記述から)」「Ⅱ敵基地攻撃論の検討(1学説と私の立場からの検討、(1)自衛権について、(2)憲法9条1項(戦争の放棄)の解釈、(3)憲法9条2項(戦力の不保持)の解釈、(4)1項と2項解釈の組み合わせ、2従来の政府の立場からの検討、(1)9条の下での制約と形骸化、(2)従来とは質が異なる集団的自衛権行使論と敵基地攻撃論、(3)国連憲章上の問題点、(4)日米安保条約との関係、(5)結論)」「おわりに」で、この間議論されている「敵基地攻撃論」について、憲法の観点から詳細に問題点を検討したもの。