「岐路に立つ9条~『普通の国家』になるのか、『軍隊のない国家』を目指すのか~」
『診療研究』542号(2018年11月号)(東京保険医協会)
2017年5月以降の安倍首相と自民党による9条など改憲論について、これが出てきた政治的背景、1本化された9条の2の条文解釈、「加憲」論の問題点を考察し、この改憲論は憲法で軍隊の保持と戦争の遂行を認めた欧米のような「普通の国家」を目指す改憲論と捉えた上で、戦争違法化の歴史と憲法前文の解釈から対案としての「軍隊のない国家」を検討したもの。
p.21~p.24