「加憲論は九条を死文化し壊憲する」
『現代の理論』2017年秋号(同時代社)
2017年5月3日に安倍首相が発表した憲法9条に自衛隊の存在を明記するいわゆる「加憲」論について、その内容と影響を与えていると思われる日本政策研究センターの議論を紹介した上で、「加憲」論は自衛隊に対する歯止めがなくなること、後法優先の原則から2項の「空文化」「死文化」をもたらすこと、憲法改正の限界を超えること、憲法の平和主義理念からの対抗論などについて論じた。
p.8~p.13