スポーツ外傷・障害の基礎知識分野における試験対策について～平成24年度，平成25年度AT試験問題の分析から～．（査読付）

了德寺大学研究紀要

本研究の目的は公益財団法人日本体育協会公認アスレティックトレーナー試験において，平成24年度，25年度のスポーツ外傷・障害の基礎知識分野(以下、外傷分野)の出題傾向を分析すること，そして外傷分野の中でも柔道整復師国家試験(以下、柔整国試)にも出題された傷害を抽出し，どのような傾向がみられるか調査する事であった．結果，外傷分野における問題の傾向は上肢のスポーツ外傷と下肢のスポーツ外傷の2項目において出題頻度が高く、受験対策の重要性が示唆された．また，外傷分野問題で平成24年度33傷害，平成25年度は50傷害が柔整国試でも出題されており，同一傷害を取り扱う問題が多かったことより，柔整国試対策の学習は，外傷分野に直接関係すると考えた．

野村遥平，岡村知明，池田未里，高橋巧，岡田隆，上岡尚代，野田哲由，越田専太郎．

9:91-96.