Body Mass, Nonspecific Low Back Pain, and Anatomical Changes in the Lumbar Spine in Judo Athletes.（査読付）

Journal of Orthopaedic & Sports Physical Therapy.

柔道選手の腰痛と腰部器質的変化の発生率を体重階級別に検討した．腰痛発生率は軽量級34.5%，中量級32.3%，重量級40.9%であった．腰部器質的変化発生率はそれぞれ65.5%，90.3%，90.9%であった．腰部器質的変化を伴う腰痛の発生率はそれぞれ50.0%，100%，88.9%であった．中量級以上では，腰部器質的変化を伴う腰痛の発生率が90%以上であり，軽量級より有意に高かった．腰部器質的変化を伴う腰痛は頻発するが，腰痛のない選手においても腰部器質的変化は頻発していた．柔道選手の腰痛と画像異常には直接的な関係はないかもしれない．

Okada T, Nakazato K, Iwai K, Masaru T, Irie K, Nakajima H.

37(11):688-693.