本プロジェクトは、トレーニング期や試合期におけるコンディションや運動量の可視化とパフォーマンスの評価を検討するために、3つの研究から構成されている。2年目の本年度は、1. 陸上競技長距離選手、2. スピードスケート選手、3. バレーボール選手をそれぞれ対象とした。1では、トレーニング指標をモニタリングし、生化学的指標および競技記録との相互関係について検討を行った。2では、握力、垂直跳と主観的指標の推移から中枢性疲労および末梢性疲労を区別してコンディション評価する方法を検討した。3では、試合前後の口腔内局所免疫機能の変化を検証するとともに試合時の運動量と口腔内局所免疫機能との関係性を検討した。いずれも興味深い知見を得ることができた。いかに1 ~3のそれぞれの研究成果について詳報する。