NSCAジャパン　日本ストレングス＆コンディショニング協会　S&C研修助成

American Collage of Sports Medicine 2007 Annual Meeting

Low Back Pain and Lumbar Radiological Abnormalities in Collegiate Judo Players.
柔道の体重階級に着目して，腰痛と腰部器質的変化の関連性を検討した．腰痛発生率は軽量級36.7%，中量級33.3%，重量級36.4%であった．腰部器質的変化発生率はそれぞれ66.7%，90.0%，90.9%であった．画像異常を呈する腰痛の発生率はそれぞれ54.5%，100%，87.5%であった．大学柔道選手の腰痛発生には体重階級の関連がないものの，腰部器質的変化の発生には体重階級が関連していることが確認された．中量級以上では，腰部器質的変化を伴う腰痛の発生率が非常に高く，軽量級では腰部器質的変化を伴わない腰痛が半数を占める傾向がある．

Okada T, Iwai K, Nakazato K, Tanabe M, Irie K, Nakajima H.

Medicine & Science in Sports  & Exercise.37(5)suppl:144.