『平家物語』壇浦合戦の事 -表現が意味性を増幅する時-
リポート笠間第28号(笠間書院)
「源平の国争い」となった歴史的合戦である壇浦合戦は、物語に於いて如何に意味づけられていったのかを、古態本平家物語延慶本と後出本である覚一本との在り様の差異に注目し、論述したもの。覚一本の表現が獲得した高い象徴性を明らかにした。
p.10~p.12