中心体の機能と制御
細胞工学 29巻
中心体は、スピンドル微小管の形成中心であるが、その機能は微小管のアンカーに限られるものではない。中心体には数百のタンパク質が局在し、細胞周期進行のみならず発生や分化制御の情報のハブとして機能している。中心体の古典的な機能である染色体分配制御の機構、最近明らかになって来た分化・幹細胞維持における役割、さらには中心体研究の将来像について解説した。
p. 877-884. (共同研究につき本人担当部分抽出不可能)