本研究は、2017年ウエイトリフティング世界ジュニア選手権大会に出場した男女選手60名を対象とし、スナッチ種目における挙上重量の増加がバーベルの変位、速度および加速度に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。結果、セカンドプルにおける水平方向(Dx3)は、セカンドプルとターンオーバーの鉛直方向変位との間に有意な相関がみられた。また、挙上重量の増加によりバーベルの水平方向の速度と加速度に有意な変化がみられなかったが、鉛直方向のピーク速度および加速度ピーク時の鉛直速度が小さくなることが明らかになった。