アスリートにおける漸進的弛緩法の継続が筋緊張と筋弛緩の主観的評価に及ぼす影響(査読付)
日本体育大学紀要、41(2)
本研究の目的は,アスリートを対象に漸進的弛緩法(PR)を継続的に練習することが,筋緊張と筋弛緩の主観的評価にどのような影響を及ぼすのかについて明らかにすることであった。検討した結果,すべての身体部位で筋弛緩における練習の初回の主観的評価は1週間後,2週間後,3週間後よりも低かった。また,すべての身体部位で筋緊張の主観的評価は筋弛緩よりも練習の初回で高かった。よって,アスリートにおけるPRの継続的な練習は,すべての身体部位で筋緊張よりも筋弛緩の習得にとって有効であることが検証された。
高井秀明、秋葉茂季、立谷泰久、三村 覚、楠本恭久
p.125~p.130