リラクセーション技法の継続に伴う覚醒水準の変化―心理的アプローチと身体的アプローチの違い―(査読付)
日本体育大学紀要、40(2)
本研究では、心理的アプローチである自律訓練法と身体的アプローチである漸進的弛緩法は継続的に練習することにより、心理的覚醒水準の中のポジティブ覚醒において異なる特徴を示すことが明らかになった。競技者がリラクセーション技法の中から自律訓練法もしくは漸進的弛緩法を選択してその練習に臨む際には、自律訓練法と漸進的弛緩法の一般的な方法だけでなく、このような心理的覚醒水準の特徴も理解しておく必要があるだろう。
p.69~p.72