アスリートにおける漸進的筋弛緩法の習得過程(1)―生理指標の変化―
日本スポーツ心理学会
本研究では、競技者が漸進的筋弛緩法(PMR)を継続的に実施した場合の各身体部位における筋電図の特徴について検討した。 その結果、各部位毎の変化分について、分散分析をおこなったが、差はみられなかった。本研究では、アスリートを対象に3週間、系統的に練習を行ったが、筋電位に変化はみられなかった。このことから、3週間では、アスリートにおいても、筋電位の減少という観点から考えた場合のPMRの習得にはいたらないと思われる。
秋葉茂季、高井秀明、立谷泰久、三村 覚、楠本恭久
日本スポーツ心理学会第38回大会研究発表抄録集、p.190~p.191