異文化圏で活躍する日本人指導者のコーチング・スタイルの解明
平成24年度日本体育大学学術研究補助費
本研究では、サッカー先進国であるドイツのブンデスリーガの下部組織で指導しているエキスパートの日本人指導者が欧米文化の相互独立的自己観をもつ選手とふれ合う中で、どのような指導を意識的に行ない、コーチング・スタイルを構築してきたのかについて明らかにすることを目的とした。分析した結果、日本人指導者はドイツ人指導者と比較して沈着冷静にサッカーを分析し、指導できることを特徴としている。それを最大限に活かすためにも、日本人指導者は選手や他の指導者と効果的にコミュニケーションを交わすべきであろう。