アーチェリー実射中に心拍音を傾聴する継続的トレーニングが心理・生理的反応とパフォーマンスに及ぼす影響
日本スポーツ心理学会
本研究ではアーチェリーを対象とし、実射中に心拍音を傾聴する継続的トレーニングが心理・生理的反応とパフォーマンスに及ぼす影響について検討することを目的とした。競技の特性不安において、心拍音傾聴群は継続的にトレーニングすることで競技の特性不安を有意に低減させた。心拍音傾聴群はトレーニングの初期から発射時間の変動を有意に減少させ、得点を有意に高めた。また心室拡張期中での発射は心室収縮期中での発射よりも得点を有意に高めた。
高井秀明、楠本恭久、西條修光
日本スポーツ心理学会第37回大会研究発表抄録集、p.88~p.89