漸進的弛緩法と自律訓練法が心理的覚醒水準に及ぼす影響
日本応用心理学会
本研究では、アスリートを対象とし、漸進的弛緩法と自律訓練法の継続的練習が心理的覚醒水準にどのような影響を及ぼすのかについて明らかにすることを目的とした。検討した結果、漸進的弛緩法群のポジティブ覚醒は初回から2週間にかけて、初回から4週間にかけて有意に低下した。また、ネガティブ覚醒と快適度の結果から、漸進的弛緩法と自律訓練法は両者ともに継続的に練習することでリラクセーション状態に導きやすくなったと思われる。
日本応用心理学会第77回大会発表論文集、p.128