開眼と閉眼で行う自律訓練法の心理・生理的特徴について
日本体育学会
本研究では、AT初心者を対象に、開眼と閉眼で行うATの心理・生理的特徴について明らかにすることを目的とした。今回は、重感・温感練習の心理・生理的覚醒水準と主観的評価に焦点をあてて検討した。その結果、AT初心者にとってATを閉眼で行うことは、開眼で行うよりも重感練習を時間経過とともにリラクセーション状態に導き、さらには重感練習の主観的評価を高めることが明らかとなった。
高井秀明、西條修光、楠本恭久
日本体育学会第60回大会予稿集、p.110