本ワークショップでは、心理学がどのようにスポーツという実践場面に応用され、トップアスリートの競技力の向上と実力発揮に貢献できるのかということに焦点をあてて議論した。本ワークショップは、一昨年度、昨年度に引き続き3回目の開催となった。一昨年度のワークショップでは、スポーツ心理学の成り立ちや国家プロジェクトで行なわれているトップアスリートの競技力向上を目指した心理サポートに関して話題提供した。また、昨年度のワークショップではトップアスリートの心理サポートに携わっているアプローチの方法が異なる2名のスポーツ心理学のコンサルタントがそのサポート内容を紹介した。今回の発表内容としては、トップアスリートの内的世界について追究することを目的とし、話題提供者それぞれの立場から見解を述べ、今後の心理サポートについて検討した。