心拍音を手がかりとした発射タイミングの統制がパフォーマンスに及ぼす影響―アーチェリーでの競技レベルによる特徴―
日本スポーツ心理学会
本研究は、心拍音を手がかりに発射タイミングを統制し、アーチェリーの心周期における発射タイミングと得点に及ぼす影響を競技レベルによる差異がみられるのかを検討した。その結果、発射タイミングにおいて、中級者における心拍音中間時条件は心室拡張期中よりも心室収縮期中での発射率が高かった。得点では、上級者における心拍音中間時条件は統制条件よりも高得点であり、心拍音時条件は心拍音中間時条件よりも高得点であった。
高井秀明、楠本恭久、西條修光
日本スポーツ心理学会第35回大会研究発表抄録集、p.202~p.203