心拍音の傾聴に伴う心理・生理的反応―安静状態と比較して―
日本応用心理学会
本研究は、心拍音を傾聴することがどのような心理・生理的反応をもたらすのかについて明らかにすることを目的とした。検討の結果、心拍音を傾聴することは、呼吸数を実験前安静から実験中にかけて減少させ、実験中から実験後安静にかけて増加させた。また、心電図R-R間隔を実験前安静から実験後安静、実験中から実験後安静にかけて拡張させた。そして、皮膚電位水準を実験前安静から実験中、実験後安静にかけて陽性化させた。
高井秀明、楠本恭久、西條修光、藤田主一
日本応用心理学会第75回大会発表論文集、p.110