暗示者の相違が暗示呼吸の主観的評価に及ぼす影響
日本体育学会
本研究は、暗示呼吸の暗示語を自分自身で教示する「自己暗示呼吸」と暗示呼吸の暗示語を他社から教示される「他社暗示呼吸」の違いが、継続的に練習させた暗示呼吸の主観的評価に及ぼす影響について検討した。実験群は、自己暗示呼吸群、他社暗示呼吸群、統制(腹式呼吸)群の3条件であった。その結果、自己暗示呼吸を行うことは、他の2群よりも早い時期に主観的評価が高まるため、効果的な暗示呼吸の習得に導くと考えられた。
伊藤彩、高井秀明、楠本恭久
日本体育学会第59回大会予稿集、p.105