その他の研究業績等に関する事項

基本情報

氏名 髙井 秀明
氏名(カナ) タカイ ヒデアキ
氏名(英語) TAKAI Hideaki

翻訳書、学会発表、講演等の名称

漸進的弛緩法と自律訓練法の継続による自己受容の変化

その他分類

国内学会発表

単・共の別

発行または発表の年月

2012/09

発行所、発行雑誌等又は発表学会等の名称

日本応用心理学会

概要

神経生理学者であるJacobsonによって開発された漸進的弛緩法(以下、PR)と精神科医であるSchultzによって創始された自律訓練法(以下、AT)は、サイコセラピーの一環として利用されている。PRは身体から心への弛緩法であり、ATは心から身体への弛緩法である(佐々木・後藤、1997)といわれており、本研究では心理臨床実践においてきわめて重要な意味をもつ自己受容にその特徴があらわれるか否かについて明らかにすることを目的とした。PRは身体的アプローチであり,ATは心理的アプローチである(高井、2011)。したがって、その特徴は自己受容の観点からみると、ATは精神的自己に影響を及ぼし、PRは身体的自己に影響を及ぼすものと予想された。しかし、ATは精神的自己だけでなく、身体的自己にも効果を示し、本研究によりATの更なる有効性を探る知見が得られたといえる。

共著者等

 

掲載ページ数

日本応用心理学会第79回大会発表論文集、p.128