アスリートと非アスリートの自律訓練法(AT)の習得過程(1)―POMS 短縮版とATの自己評価の変化―
日本スポーツ心理学会
本研究では、アスリートと非アスリートを対象にATの習得過程を心理・生理的指標に用いて検討を行った。両実験参加者群におけるPOMS短縮版の尺度毎の実験前後の平均T得点(標準偏差)の結果、実験1回目の「活気」において、アスリートのほうが非アスリートよりも実験後の活気は高かった。両実験参加者における実験1・2回の重感の自己評価得点をみると、非アスリートは実験1から2回目にかけて重感の自己評価が高まった。
立谷泰久、高井秀明、橋本絵美、三村 覚、山田真由美、平木貴子、石井源信
日本スポーツ心理学会第34回大会研究発表抄録集、p.268~p.269