暗示呼吸が生理・心理的指標に及ぼす影響
日本体育学会
本研究は、暗示呼吸が生理・心理的指標に及ぼす影響について検討した。生理的指標の心電図R-R間隔は、実験前安静から実験時に短縮し、その後に延長した。またSPLの値は、実験前安静から実験時に陰性化し、その後、実験後にかけて陽性化した。心理的指標の新版STAIの状態不安得点は、実験前後で低減した。なお、この実験参加者は「呼気の方がうまくできた」と内省を報告した。
伊藤彩、高井秀明、佐々木史之、楠本恭久
日本体育学会第58回大会予稿集、p.162