自律訓練法における消去動作がパフォーマンスに及ぼす影響
日本スポーツ心理学会
本研究では、自律訓練法(AT)の消去動作が握力、状態不安、気分に及ぼす影響について明らかとすることを目的とした。その結果、握力において、利き腕・非利き腕ともにAT前からAT後にかけて低下傾向を示した。よって、消去動作はパフォーマンスに効果的な影響を及ぼすことはなかった。その理由として、実験対象者がAT初回者であったことから、ATの効果がパフォーマンスに直接結びつかなかったと推察される
直川匡孝、秋葉茂季、高井秀明、楠本恭久
日本スポーツ心理学会第33回大会研究発表抄録集、p.266~p.267