On-deckでの加重バットスイングの実態調査
日本スポーツ心理学会
本研究では、加重バットを使用したことによる身体への重量感覚、心理的変化と実際のスイング速度の関連性を検討した。その結果、打席に立つ前に加重バットでスイングすることは、通常試合で使用するバットよりも軽く感じるために利用されていることが明らかとなった。On-deckでは、緊張や不安を感じることが多い場面であるといわれているため、加重バットは心理的動揺に対処法として利用されていると考えられた。
山田勇一、秋葉茂季、高井秀明、河田聖良、楠本恭久
日本スポーツ心理学会第32回大会研究発表抄録集、p.24~p.25