大学女子競泳選手の心理的コンディションの変動と競技成績の関係―POMS短縮版を用いて―
日本スポーツ心理学会
本研究では、大学女子競泳選手を対象に専門的持久期とテーパー期の心理的コンディションの変動と競技成績との関係を検討した。その結果、緊張感と抑うつ感は自己最高記録を更新した群では、専門的持久期からテーパー期にかけて増加したのに対し、自己最高記録を更新できなかった群では減少した。よって、自己最高記録の更新ができなかった選手は心理面のピーキングは自己最高記録の更新をした選手よりも良好だったことが推察された。
河田聖良、高井秀明、楠本恭久
日本スポーツ心理学会第32回大会研究発表抄録集、p.158~p.159